ヒロコの備忘録

ガイナーレ鳥取 湘南ベルマーレ 日記

母とお別れの長い一日

昨日のこと。

 

午前1時39分。

家電の子機が鳴る。

常に留守電にしているので、出る間も無く切れる。

携帯を確認する。

…病院からだ!

(ナイトモードで鳴らないんだった)

急ぎ折り返し電話を掛ける。

 

夜間の取次を経て病棟の看護師さんへ。

…心臓、呼吸が弱くなっている。

どれくらいで来れますか?

 

父携帯、実家に電話。

…出ない。

弟…出ない。

夫が車を出してくれて実家に向かう。

交代勤務の弟の車がある。

 

インターフォンを押す。

…出ない。

電話も掛ける。

合鍵で開ける。

…弟が出てくれた。

 

 

父はぐっすり寝ている。

父を起こす。

父はうわぁ!と驚く。

病院から電話があった旨伝える。

 

息子の小さな車に4人乗り込み、病院へ向かう。

 

 

病棟で看護師さんの出迎え。

…え?

…もう?

今さっき心臓が止まってしまったの?

 

先ずは父と弟が病室に向かう。

父が母に呼びかける声が聞こえて来る。

 

交代で夫と病室に入る。

母は穏やかに眠っているようだ。

頬に触れてみる。

…あったかい。

手に触れる。

うん…暖かいよ。

…お母さん、死ぬまで生きたね。

頑張ったね。

 

 

医師が死亡を確認する。

すぐに葬儀屋さんに電話を掛けなきゃならないのね。

…父に聞く。

先日言っていた葬儀屋さんね。

…葬儀屋さんを決めていただけね。

互助会には入って無かったのね。

 

病棟のロビーで座って、葬儀屋さんを待つ。

まだ外は真っ暗なのに小鳥の囀りが、少し換気のために開けた窓から大きく聞こえて来る。

窓の庇に巣があるのかな?

 

 

…こっちはもういいよ。大丈夫だよ。

あんたは大丈夫なの?

…って、いつも自分が全然大丈夫じゃないのに、私の心配をしていた母の声のような気がした。

 

 

しばらく囀っていた小鳥の声が遠のくと、葬儀屋さんが到着した。

 

 

実家に母と戻って、母の布団に葬儀屋さんが母を寝かせる。

お線香を立てる台座や枕花も整えてくれた。

口を綿のついた棒で拭い、お線香をあげる。

 

 

直ぐに通夜葬儀を決めるための電話があり、昼前から二人の担当者がみえた。

通夜葬儀を父と相談しながら決めてゆく。

悲しみに浸っている暇もない。

分からないことは質問しながら、詳細を決めてゆく。

 

 

…なんとか決まった。

今日が通夜で明日が葬儀。

 

 

夕方、家に帰る。

夫は仕事を休んで家の事と足りないものの買い出しに動いてくれた。

本当にありがたい。優しい。

 

 

お風呂で、色々考えて大泣きする。

ちっとも私に介護の大変さを与えないで、あっさりあの世へ行ってしまった。

こんなにも早く。

入院して10日で。

私は精一杯出来たのか?

どうしたって後悔が出る。

冷たい言葉を吐いてしまったよね。

 

あぁ…お母さん!

何故か聖子ちゃんカットの松田聖子の涙の出ない泣き顔が思い浮かぶ。

 

 

 

さぁ!

今日はお通夜!

ベットから起きよう。